インプラント矯正
インプラント矯正1 syourei detail
治療前
治療前の状態をご覧になったほとんどの歯科医は、上下4本抜歯のケースと考えるはずです。
小臼歯の4本抜歯をしても、それほど簡単なケースではありません。
では、患者さんが、非抜歯での治療を強く希望されたらどうでしょうか?
ほとんどの歯科医は、無謀だ!無理だ!という返答に間違いなくなるはずです。なぜなら、上下の叢生が著明で、上顎前突で重度な開咬です。
成人で、重度の開咬の治療は、最も難症例と言えます。このようなケースの場合、
非抜歯での治療は、矯正用インプラントを使用しないと、Orthodontic(歯の移動)では不可能です。
治療中
治療開始6ヶ月
レベリングが終了したところです。上下の歯牙は、大臼歯でのみしか咬合していません。
初診時より、開咬量は増加、つまり悪化しています。
この後、矯正用インプラントにより大臼歯の圧下を行いました。
治療開始9ヶ月
第一、第二大臼歯の圧下のみを行っています。かなり開咬が改善されました。
前歯部分は、II級ゴムで、主に水平的な是正を行っています。
治療後
治療開始11ヶ月
開咬が少しずつ是正され、II級(上顎前突)関係もI級(正常)になりつつあります。
繰り返しになりますが、この一連の大臼歯の圧下による歯牙移動は、 口腔内の装置としては矯正用インプラントでしか成しえません。
今回は上顎大臼歯の頬側、口蓋側(裏側)に各2本ずつ埋入しました。
大臼歯を圧下することにより、奥歯の咬み合わせの高さが低くなり、
結果として前歯の咬み合わせも低くすることが可能となります。
治療内容 |
17才男性 大臼歯の圧下を行うことにより前歯部の開咬を改善し、側方拡大により非抜歯にて叢生を改善した |
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費用 |
600,000円(税別) |
期間 |
24カ月 |
リスク |
保険適応の治療に比較し治療費が高額になります。 |